2011/09/11

EnCitii 人生を再現する装置


こんにちは。はじめまして。
大川内直子です: @NaoOkawachi
東大で文化人類学を勉強しています。アフリカで一人暮らしをするためです。


勇んでいきましょう。


Facebook や Twitter では、友達の人生を丸ごと知ることはできない。


作家や芸能人、尊敬する人物やなんとなく興味のある人・・・

「この人のことをもっと知りたいな」
                 と思ったとき、あなたならどうしますか?


その人が有名なのであれば、ググると生い立ちや現在の立場などを知ることが出来ます。だけどそんな人はほんの一握り。有名人でなくとも、面白い、自分と親和性がある、仲良くなりたい、と思える人はたくさんいるはずです。

  • フェイスブックで友達になれば、その人の近況や交友関係を垣間見ることが出来ます。学歴や職歴、趣味も分かるでしょう。
  • ツイッターのアカウントを知れば、彼・彼女が今何をしているのか、何を考えているのかが分かります。

でも、憧れやちょっとした興味を抱いている人が「東京大学の卒業生である」とか、「なでしこジャパンの生放送試合を今まさに見ている」とか、そういう情報を得たところで、その人がどのような人生を生き、どのようにして今のその人へと至ったかということは、ほとんど分からない。


ロールケーキみたいにどこを切っても同じ形の人生なんてありません。フェイスブックやツイッタ―で手に入る情報は一種の結果であって、そこに至る過程はなかなか見えてこない。



人生を丸ごと追体験する。

ある人の人生を丸ごと再現し、追体験を可能にするサービスがあれば楽しいと思いませんか?

人生はひとつひとつの出来事の集積です。出来事の軌跡を辿ればその人の人生を追体験することが出来ます。








  • 高校生のあなたは、たとえば、自分が行きたい大学に通っている人のキャンパスライフを追体験する。                                                   
  • 社会人であるあなたは、たとえば、職場の同僚の学生時代を追体験する。                
  • 身をもって戦争の恐ろしさを知らない多くの私たちは、たとえば、自分の祖父の戦争体験を追体験する。


彼らが何十年もかけて学んだこと、命がけで感得したこと、悲しみの末に悟ったこと。そういった「記憶」は我々の宝です。それを共有することが出来れば人生はもっと豊かになるに違いない。


様々な人生のストーリーをみんなで共有することで、同じように楽しみ、喜び、驚き、学ぶ。

そんなサービスを作りたい。

そんな思いから、EnCitiiの構想を始めました。


ストーリーは何で表されるか? ⇒ 人、時、場所、出来事

人生の核となる要素とは何か?

詳しい説明は省きますが、それは、誰が、いつ、どこで、何をしたか・何を思ったかという4つです。


そこで、ある人の人生を絶対時間順に追うことができ、しかも地図上でその出来事が起きた場所も見ることが出来るサービスこそが、心の再生産に最も近いものであるとの信念のもと、EnCitiiが出来上がりました。

EnCitiiとは、人生を質感豊かに再現し、誰にでも追体験可能にする装置なのです。



 NaoOkawachi


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2011/08/31

株式会社enについて



設立のきっかけ


個人的には、会社をはじめるきっかけは、大枠2種類に分類されると考えています。
  1. 起業、ビジネス、お金を儲けることを目標としているパターン
  2. サービスが最初にあり、それを収益化することを目指すパターン
1の例の典型例は、livedoor/堀江氏のような形だと思います。①の例においては、BtoBのビジネスが比較的多いように思われます。

2の例の典型例は、facebook/ザッカーバーグのような形と考えます。即ち、サービスを展開していくために、会社を作るというパターンです。


どちらが正しい、ということは全く無いと思いますし、①の例から徐々にビジョンが固まっていき大きな価値を生む例も多いように思います。

株式会社enについては、偶々②の例に近い形であり、前回の記事に記したように、時空間SNS ”encitii” を展開するための会社です。



ビジョン

私たちのビジョンは、「縁を可視化する」ことです。
ストーリーを書き込み、時空間上でつながることで、これまで不可知であったつながり[縁]を可視化し、体感可能なものとする。

[縁]を体感させることで、自分の人生がどのように成り立っているのかを実感できる。


これが、enのビジョンです。



メンバー

私たちは、encitiiの理念に共感する、という1点を元に結集しています。
取締役CTOの松本勇気、取締役CBOの大川内直子など東京大学の同級生を中心に、小尾敏仁氏(㈱ケイブ取締役)、西川潔氏(㈱ネットエイジ代表取締役)、赤羽雄二氏(㈱ブレークスルーパートナーズ)の支援を受けて運営しております。


代表者名:伊藤翔太
所在地・連絡先
所在地:〒153-0042目黒区青葉台3-10-9東信青葉台ビル6F
設立年月日:2010年11月11日
資本金:6,500,000円
事業内容:時空間SNS事業


代表取締役CEO 伊藤翔太


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2011/08/27

EnCitiiをスタートするにあたって



EnCitiiとは何か


EnCitiiは、あなたの人生の軌跡を可視化する”時空間SNS”です。
あなたの人生を、地図上にプロットしていくことで、友人や知人に追体験可能なものとして、再現することができます。

あなたは、ストーリーを書く際に、時間と場所を設定して書き込みます。
つまり、僕であれば、”1989年/中野”に「生まれた場所」と書きこみをしたり、”2007年/自由が丘”に、「よくたむろしていたスターバックス」などと、自分の思い出をプロットしていきます。さらに、”2012年/シリコンバレー”に「オフィスをつくりたい」と書き込むこともできます。


今までのwebサービスでは、書き込んだものは必ず「現在時刻/現在地」で書き込まれていました。しかし、渋谷に居ながらにして、京都の思い出を想起することもあれば、2011年の今、2000年や、2015年に思いを馳せることは、よくあることです。

EnCitiiを通して、ここに居ながらにして、どこにでも行ける。
どこでもドア/タイムマシンのような感覚を与えたい。

また、気になる人のストーリーを見ることで、今まで気づかなかった繋がりに気づくこともできます。自分が好きだった場所に、実は友人も過去訪れていたり、自分が旅行しようと計画している場所に、友人がストーリーを書き残していたりします。そして、そこから新たな繋がり”En”が生まれるのです。


なぜ、EnCitiiなのか


現状のサービスにおいては、人同士がコミュニケーションを取るサービスが溢れています。しかし、一瞬一瞬の会話だけで、深い相互理解が生まれるとは考えにくいです。

私たちEnは、人が人生において辿る軌跡(過去、現在、未来)を共有することで、より深い他者への理解が生まれると考えています。 自分という存在の、時間軸を持った文脈、コンテクストの共有なくして、深いつながり、というのは生まれないのではないでしょうか。

長い付き合いの友人と会って、心が温まるのは、何より自分がどのように生きてきたかを知っている、つまり同じ時間と空間を共有してきたからと考えます。 私たちのサービスは、一瞬にして、その人が過ごしてきた時空間、文脈を共有することを可能にすることを目指します。

Facebookにおいて、人は「所属している団体」によって定義されます。
Twitterにおいて、人は「発言した内容」によって。

EnCitiiにおいては、「その人が辿ってきた、辿ってゆく、人生の軌跡」によってユーザーを定義することを意図しています。


EnCitiiで、もっと、街が楽しくなる


世界には、見えないストーリーが、溢れています。人がいれば、人の数だけ、ストーリーが貯まっていきます。無機質に見える、街の中でも、人の思い出は心の中に眠っています。そのような、隠れたストーリーを、ビジュアライズして、ユーザー同士の、”縁”を創出する。これが、私たちの目指す世界観です。


EnCitiiは、iPhoneのApp store にて“EnCitii”
また、Web版は    www.encitii.com (15日リニューアル予定)

にてご利用できます。


今後とも、よろしくおねがいいたします。

株式会社En 代表取締役CEO 伊藤翔太














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